「母子の健康月間」によせて

 ロータリアンにとって常に意識している重点分野は6つです。「平和と紛争予防/紛争解決」「疫病予防と治療」「水と衛生」「母子の健康」「基本的教育と識字率向上」「経済と地域社会の発展」です。これらの分野はお互いに絡み合っていて、この項目がすべて満たされていれば地域社会は活性化され平和が訪れます。

 今月は「母子の健康月間」です。今こうしている間にも世界のどこかで、100秒間に一人の割合で妊娠や出産によって女性が命をおとしております。母親の死亡は色々な医学的要因もありますが、その80パーセント以上が予防可能なものであります。又、母親と子供の健康は密接に関係していて、母親の死亡率を下げることは子供の健康を改善する上で非常に重要であり、かつ最優先で取り組まなければならない課題です。

 子供の健康においては、地球規模で幾分かの進展がみられており、1990年以降5才未満の幼児の死亡数は減少しつつあります。それでも毎年推定880万人の幼児が死亡しており、毎時1000人以上の幼児が亡くなっております。

 又、母子が関連するリスクは、発展途上国に限定されるものではありません。どのような地域であっても、手をさしのべるべき人々が存在するかぎり、利用しやすく、特別な技術を要せず費用対効果が高い方法で対応しなければなりません。具体的には保健関連の施設やスタッフの強化が必要です。

 地域社会における施設への援助については、基本的に母子の健康と栄養に重点をおいたものにすべきです。一方、合併症などでの緊急出産時ケアに関しては、最も効果的な方法に関する研究も必要です。

 この様に、ロータリーのやるべき事は沢山あります。6つの重点分野のひとつである「母子の健康」に、皆様の深いご理解と共に強い関心を持っていただき、グローバル補助金を使った事業でより多くのプロジェクトを組んでいただければ幸いです。